感想『セックスワーク・スタディーズ』

『セックスワーク・スタディーズ—当事者視点で考える性と労働』SWASH (編集)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07TBXWJ67/

キンリミ読み放題でざっくり読み終わったんだけど、一部「…?」になる部分もありつつ(共著だから?)これまでの歴史を鑑みると、
セックスワークのみを指して殊更に人権や尊厳を売り渡す「危険」な仕事である(ので無くそう)と声を上げること自体が、セックスワーカーの社会的なスティグマを強化し、ハイリスクに晒される人達をさらに作り出してしまう危険性があること、

たとえ世間(近代資本主義における定型健常者による家父長制とシスヘテロ規範)から弾き出されたとしても、すべての人々が、それぞれの多種多様な事情から自身で選択した職業を、差別や偏見に満ちた言説に晒されることなく安全にまっとうできる環境を作り出すことが何よりも大切だということが改めてよくわかった

セックスワーク自体を禁忌化するのは時代に逆行していて、今まさに働いてる人達のスティグマを強化し、「叩いても良い存在」という空気を作り出すことにほかならない

それとは別に、すべての現場が安全であるわけでもなく、医療や制度など必要な部分の理解もまだまだ足りていないことも書かれていて、無くしたり禁止にするのではなく安全を高めていくために当事者の声を聞き、周知すべきことが沢山あると感じた

自分もまだ勉強不足なのでもっときちんと学びたいな…

▼あわせて読む必要があると思った本▼
『差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章』キム ジヘ 著
https://www.amazon.co.jp/dp/B09BQFXZYH/

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