神坂一 『スレイヤーズ 7巻 魔竜王の挑戦』

続いたんですけど!!!????
そんでもって表紙のイラストのアメリア(涙を浮かべている)はなんだったんだ!?

今まで一冊ずつ一応の区切りがあったので残りのページ数でどう決着つけるんだろう〜とハラハラしてたら普通に続いた!
ストーリーはわかりやすかったし、感想書かずにこのまま8巻読んじゃおうかとも思ったけど、新しく出てきた単語とか軽くでもメモしとかないとあとでわからなくなりそうなため復習にちょっとだけ書く。

思ったよりあっさりクレアバイブルにたどり着いたな!?
(いや燃え盛る炎の中、魔族に邪魔されながらもみんなで力を合わせてなんとか進んできた描写とかちゃんと読みましたか?)

クレアバイブル、検索機能をきちんと使いこなせなければ情報なんにも引き出せないやつだった。使用者の検索リテラシーが問われる。

光の剣(烈光の剣/ゴルンノヴァ???)の情報は他の人も知ってそうな雰囲気だけど、ゼルガディスの求めていた情報がまったく引き出せなかったのは勿体なかったね。
光の剣てまだこれ以上の可能性を秘めてるんだ……。

ロード・オブ・ナイトメア(金色の魔王/悪夢を統べる存在?)について色々知って、リナはもうギガスレイブ使えないじゃん!てガクガクしてるけど、これはなんでだろう?核兵器みたいなものなのかな…。や、やめとけ…!!!

今回は全体的にゼロスが大暴れしててヤバかったな。
他の王達の部下と違って兄弟(?)がいない分何倍も強いとか、1000年以上前に竜の一族を一匹で壊滅状態まで追い込んだことがあるとか、こんなのもし多感な時期に摂取してたらオタク人格に多大な影響を及ぼしていたと思う。もはや危険物だよ。

ていうかガイリア・シティでリナを守ってる姿も大概ズルいな〜とか思ってたのに、そもそも襲いかかってきて街まで焼いたのおまえかよ!!!!!!すっかり騙されちゃったよ。これは別の意味でズルじゃん。魔族って最低。

リナに噂話を教えてくれた名前も知らないスリ(未遂)の子ども(しかも美少年)が死んでることとか考えるとマジで容赦ない冷血な魔族野郎なんだな〜。可愛いな〜。

あたしといっしょに旅をしている僧侶で、見た目は、どこのご家庭にも必ず一人はいる、謎の僧侶のような顔をしてはいるのだが、

『まずまずハンサム』からだいぶ凡庸(そうかな)な評価に落ち着いている(ちなみにガウリイは今回『かなりの美形』だった)☺

いやでもラルタークやラーシャート(なんでここ名前が微妙に似てるんですか?)を手玉に取って無双するゼロスは本当ズルだよ〜〜〜!!!
ラーシャートはガーヴにやられて負傷したゼロス追いかけてフェードアウトしちゃったけど、前巻から出てきてたラルタークは片付いたのでまあヨシ!
やっぱナレ死したマゼンダも特別ザコというわけではなかったんだな…。ズルいな〜〜〜〜!!!
奇襲かけられて魔竜王ガーヴに腕落とされたのも良かった(良かった?)

ゼロスの人間味って社会性はあるように見えるもののかなり嘘くさいけど、ガーヴの人間味はあんなに恐ろしげなのにガチで人間が混ざってるせいで逆にめちゃくちゃめんどくさそう。
ビジュアルはワイルドなイケメンらしいです。口絵にもいた気がする。
ていうかでもなんか最後、この人の悲鳴で続いてるんですけど……???

転生を繰り返してるうちに人間味が出てきて、かつての上司だか仲間に反旗を翻すの自体はロックで面白い。
まあまあ無謀だとは思うけど、ついてきた部下もいるし人望とかはあるのかなあ。
まあ巻き込まれたリナからしたら迷惑だと思いますが…。

「私が心配しているのはな……リナと言ったか。人間の娘よ、ひょっとしてお前が、かつて七つに分かたれた、赤眼の魔王シャブラニグドゥのひとりではないか──ということなのだ」

120ページより引用

不当に巻き込まれたわけでなく実際にリナが関係者だとしたら話は変わってくるのかな?

人外キャラクターや上位存在みたいなやつだと黄金竜の長老・ミルガズィアさんが圧倒的に好きでした。
かなり美形の中年男性、おちゃめなじじい、も、萌え〜〜〜〜!!!!!🥳🎉

ゼロスが怖いから従っただけとかいうけど、立場とかプライドを思うとかなり真っ当な判断が取れてるし、弱いけど一所懸命生きてる小さな人間に対する眼差しがおおらかで繊細で優しい人外キャラクターだったのがめ〜〜〜っちゃ良かった。
アメリアを治してくれたのも嬉しかったし、この人には私の見てるところでは死なないでほしいな。

ところで人の身でガーヴを倒せそうな『赤の竜神の騎士(スィーフィードナイト)』ってリナの知り合い…?お姉ちゃんなんですか………?
だから昔ディルス王国に来た時に王宮にも入れたのかな…?
郷里から仕事休んでちょっと助けに来てもらうこととかって出来ないのかな!?無理そう。
お姉ちゃんもすごい奴だとしたら本当にとんでもない姉妹だな。

前回もだけど今回、パーティーメンバーのやり取りがどれも可愛くて楽しい。

「それで……あんまし気にしないで、いっしょに旅してたわけ!?」
「気にしないで、っていうか、お前さんが、知らん顔したままいっしょに旅続けてるから、たぶん、何か考えがあるんだろうなー、なんて思ってな」
……あ…… 思わずことばを失うあたし。
……信用……してくれてるんだ…… 今のは……ちょっと嬉しかったぞ。ガウリイ。

ゼロスが魔族だということに唯一最初から気がついてたガウリイのこれ、嬉しがってるリナが可愛くてほっこりしたので大変良かった。

ガウリイが改めて『”自称”保護者』宣言してくれたのもニチャァ…笑顔になりました。
ガウリイ、ときメモの攻略対象だったとしても図書館を選んじゃ駄目なやつだな。

ミルガズィアさんの心を開く天然おとぼけ話術も彼らしくて良い。
年齢を訊かれたゼロスは急にレディになる(???)

効果あるかは知らないけど、一晩中「人生ってスバラシイ」ってゼロスの耳元で囁やこうとするアメリアも面白すぎる。

初登場時のアメリアは狸みが強くてナウシカ系のお姫様キャラクターなのかとも思ったけど、5巻では危うすぎて全然違って、でも6巻で肝の据わり方がヤバな奴であることが盗賊いびり加勢や腕折りながら戦ったりするところで何度も描写されてて、とりあえず不思議な味わいのキャラクター枠になってたんだけど、7巻は真面目なトンチキさが面白かったので隙がなさすぎる。変な子で可愛い。

ここらへんに比べるとゼルガディスはちょっと影が薄かったな。
ゼロスにももっと突っかかるかと思ったけど(これは前巻でも思った)お行儀が良いからな〜。優等生ぽいというか、理性的というか、良くも悪くも真面目な奴だ。

でも何があってもリナを信じてついてきてくれるガウリイはともかく、ゼルガディスとアメリアも知識や理性や経験から来る判断でめちゃくちゃ聞き分けが良いので、それで話がスムーズに進むみたいな部分はあるのかもしれないね。
書くの忘れたけど前巻でゼルガディスがアメリアから新しい魔法教わってたとかいう話が出てきたのも真面目で可愛い〜!て思った。
プチ師弟っぽい。

ゼルガディス、城下町での聞き込みを実際ガウリイ人形の腹話術スタイルでやったのかどうかは気になる。多分やってないと思う。
ここもみんなそれぞれの長所と短所を理解してるので話が早い。

なんだかんだでゼルガディスのピンチを救いがちな合成素材の描写は皮肉で酷くて面白い。
そもそも人間に戻るために危険に陥っているわけだからな…。
次のクレアバイブルチャンスは逃さないように頑張ってほしい。

6巻もなんだけど、作者の筆が乗りに乗っているのか、私がこのシリーズを読むのに慣れてきたのか、流れがすごく整理されてて読みやすかったので、特別メモしとかなきゃいけない話とか、意味がよくわからなかった部分とか、混乱したエピソードが殆ど無くて、その分、愛着が湧いてきたこともあってキャラクターの話ばかりする感想になってしまう。

次巻で第一部が終わるらしい。
この2冊ほどでかなり色々な土台が整えられた雰囲気があるし、一体どうなるんだろう?
楽しみに読みます。

送信中です

×

※コメントは最大10000文字、5回まで送信できます

送信中です送信しました!