2022年になってから初めて見た『パシフィック・リム』の冒頭、未曾有の危機に人類が国境などを超え手を取り合って協力するという設定に特大級の欺瞞というか嘘臭さを感じて再生を止めてしまったことがあり、プロジェクト・ヘイル・メアリーにもわりとそれと同じ嘘臭さは感じているんだけど、小説媒体だからなのか火星の人ポイントがあるからなのか、本を閉じるには至らなかった。
プロジェクト・ヘイル・メアリーを下巻まで読み終わり、ストラットの印象がよしながふみ版大奥の春日局とちょっと重なるなあと思った。
属性としてはダークヒーローものとかに分類されるんだろうけど、ストラット主役の壮大なスピンオフなんかも作れそうな人だった……。彼女はどんな最期を迎えたんだろう。
あらすじすら知らずに読み始めて最後まで駆け抜けたので何もかもずっと驚きの連続で面白かったな。
失った記憶を少しずつ思い出すことで回想をやりつつ宇宙パートをやるの天才すぎる手腕だ。
記憶喪失の真相も酷くて良い。なんだかんだで一番テンションが上がったところかもしれない。
しかしまさかのロッキーENDだったので選択肢でルート分岐するタイプのゲームみを感じた。
あのままロッキーとエリディアンを見捨てて地球に戻ってたら結構なバッドENDだったのかも。
アストロファージを燃料にすることもタウメーバでアストロファージをなんとかすることも物語的に確かにめちゃくちゃワクワクしたし面白かったんだけど、それらを含めて全体的に人類のヒロイックな傲慢さになんだかイライラしたり落ち込む部分もかなりあったので、ビターエンドかもしれないけどある意味この終わり方ぐらいしか妥当な収め方ってないよなぁ……になった。
タウメーバを急速に進化させることも発想とシチュエーションはすごく面白いけど、り、倫理観ヤバ…ッて思ってたらあのような結末になったし、作者にそこらへんのバランス感覚があるんだろうな……。
窒素に負けないタウメーバを作るやつ、ドラえもんのび太の創生日記で出てきた進化退化放射線源のコツコツ地道バージョンみたいなものだもんな…
プロジェクトヘイルメアリー面白かったナ〜〜〜!!!!から何故か大長編ドラえもん熱が上がってきてる(?)
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