映画『十二人の怒れる男』感想

十二人の怒れる男をアマプラで見ました。

めちゃくちゃ面白かった〜〜〜!!!!!!
続きからネタバレある感想メモ。

順序が逆なんだけどものすごく逆転裁判のやつで、ラストシーンまでは主人公(陪審員8番)のことを心の中で「成歩堂くん」て呼びながら見ていた。
デイビスとか名乗ってたけど本当かな?ああいうので知り合った人達って終われば仲良くなってもいいの?

ていうかすごい…シチュエーションもテーマも演出もシナリオもお芝居もキャラクターも本当にすごくてめちゃくちゃ面白かった……すごすぎ映画…!!!!

偏見で相手を決めつけたり他者の命や人生を軽い気持ちで取り扱うことには明確に否を突きつけているし、普通の善良な人間が自分の中の偏見と向き合うことになって苦しむ姿をもきちんと描写していて、これらをクリアした上でやっと手にすることのできる「正しいと思うことをしろ」なんだよな…と思えた。良い。

何より感情の乗せ方がとにかく上手くて、マイナスから始まった状況がどんどん逆転していくエンタメ的な爽快感に加えて特異なシチュエーションを利用した群像劇の面白さにも隙が無く、一人ひとりのキャラクターの心情とその変化が痛いくらいに伝わってきて、特に積み重ねてからのクライマックスの盛り上がりは動と静のお芝居と演出にも痺れちゃって思わず「うおお……!!!」て声が出た。

陪審員3番がイキってがなる度にいちいち「“男”らしい〜〜〜!!!!キャッキャッ」て悪いはしゃぎ方してたんだけど、昔の映画だしまあこの“男らしさ”も流されるかキャラクターの長所(チャームポイント)として扱われるのでしょうな……とか舐めて見てたらあの流れからのあのラストだったのですごい意外でびっくりしてそこも面白かった。

裁判を自分の状態と重ねて意固地になっていた陪審員3番が息子と写っている写真をビリビリに破いてからの「無罪」、すごすぎ!

でも「サディスト」はさすがにライン超えだと思う。

キャラクター問わずちょいちょいライン超えの発言があってそれも空気をヒリつかせていた。

見てる方だって脇汗ベチャベチャなるよこんなの。

真相とか結果はわからないけど、逆転裁判を彷彿とさせるぐらい地味にミステリー作品としても楽しめる内容で、陪審員4番が9番の眼鏡の説明を聞きながらハッ……!と(ジワジワと?)気付いたシーンとかも見応えがあって面白かった。

8番が「ナイフ」を「突きつける」したところとか逆裁すぎて声出して笑ってしまった。
前日に捜査パートが発生してたことがわかってウケるんだよな。

みんなキャラ立ちすぎててびびるんだけど、移民とかスラム出身とか老人とかそれぞれの背景があったからこそ辿り着いた無罪評決でもあり、やっぱ多様性って必要なんだよな………!!!!!!て改めて思った。


「名作」と呼ばれる作品を初めて見たり読んだりした時に、マジでめちゃくちゃ面白すぎる!!!!てなるケースがすごく多くて、自分の知らない「名作」がこの世にはまだまだ沢山あるのかと思うと人生に少しだけ希望が持てるまである。

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