サラ・ピンスカー 著/市田 泉 訳 『いずれすべては海の中に』(竹書房文庫)
竹書房の日セールの対象なのかな!?
だいぶ安くなっていたので買いました✌やった〜!
以下、7月にキンリミで読んでた時の感想ログです。
ちまちま読んでるサラ・ピンスカーの『いずれすべては海の中に』、昨日『深淵をあとに歓喜して』を読んだらめちゃくちゃ良くて、今のところ一二を争うレベルで好きな話なんだけど、作中に登場する諸々って実際の事件とか世界史なんかを知っていれば「もしかしてアレのこと…!?」ってピンと来たりしてもっと楽しめたのかな〜と思うとちょっと残念。
それとも不特定のフワッとした何か(SF要素)なのかな……?
『深淵をあとに歓喜して』で扱われているなんらかの何かがめっちゃ気になってしまって年代とかで調べてたんだけど、X(旧Twitter)で「ロズウェル事件」て言ってる人の感想を見つけたのでちょっと調べてみたら、場所も期間も確かにそれっぽくて、一気にSF小説になったのでひとまず自分の中ではロズウェル事件だったことにしました。
「サラ・ピンスカーの本の翻訳者(村山美雪)が『あの子もトランスジェンダーになった』を翻訳してる」というのを見てエーッッッてなって調べてみたら『いずれすべては海の中に』ではなく『新しい時代への歌』のほうだった。
しかし翻訳ってよく知らないけど著者の思想と共鳴する部分とかもあるのか…?『いずれ…』に同性愛者は沢山出てくるけど、トランスっぽいキャラクターが今のところ一人も出てきてない?ことが急にちょっと気になってきた。
コンテンツを楽しむにも常にこういう心配とか不安があってストレスだから、みんな差別と加害をやめてほしい…。
サラ・ピンスカー『風はさまよう』で「人類は何故わざわざ歴史を学ぶ必要があるのか?→過去の愚かな過ちを繰り返さないためです」という話をしていたけど、それはあくまでも作品のテーゼに当たる部分だったような気がするんだよな。
「歴史や文学なんて学んでなんの意味があるんだ(アンチテーゼ)」と生徒に言われて宿題をボイコットされたりした主人公が、自分の考え方自体を反省したり改めることは無かったけど、それでも祖母や母親との色々と重ねて、やり方を間違えていたのかもしれないと思って行動を起こしたことがジンテーゼとか呼ばれる部分だったんじゃないかと思ったんだけど、どうなんだろう…。
サラ・ピンスカー 著/市田 泉 訳 『いずれすべては海の中に』読了。SF短編集で、どの話もすごく面白かった。
こんなにどれも面白いことある…!?特に好きなのを挙げようと思ったけど、マジでどれも良かったな……になってしまってなかなか決められず。
強いて言うなら『深淵をあとに歓喜して』『イッカク』『風はさまよう』がベスト3かな…?
次点が『オープン・ロードの聖母様』『そして(Nマイナス1)人しかいなくなった』『一筋に伸びる二車線のハイウェイ』辺り。
同性愛者が当たり前のようにいっぱい出てくるのも良かった。
キンリミで借りて読んでたので、また今度買おうと思う。
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