去年の12月1日にゲーム『都市伝説解体センター』をクリアしました。
インディーワールドで紹介されてるのを見てから気になってて遊ぶのを楽しみにしてたんですけど、発売してすぐは別のゲームを遊んでいたので何かのセールのおりに買うだけ買っておいたらしい。
ネタバレが致命的なタイプのゲームだと思うので、プレイ予定のある方、未クリア・未プレイの方は読まないでください。
ぶっちゃけあんまり褒めてないように読めると思いますが、好きか嫌いかでいうと好きなゲームです。
ネタバレを見ないように気をつけてたのに一つだけ、某ミステリー小説のタイトルと並べられているのを見てしまったせいで大オチを察してしまったためにその部分に関して最初から「つまりそういうことなんだろうな〜…」という予想がついてしまいラストまでが単なる確認作業になってしまったのであんまり楽しめなくてめちゃめちゃ勿体なかった。
大オチを予想していたせいでいまいちキャラクターにものめり込めなかったんですよね。
あざジャスは可愛いですが……。
ていうか、好みの問題だと思うしテキストかゲーム性か何が合わないのかは自分でもよくわからないんだけど、なんかあんまり面白くなかったんですよ。遊んでいても気持ちよさというか喜びや楽しみがないというか……?捜査パートの曲聞きながら何回も寝落ちしかけちゃったし。なんか……ダルくなかった………!?
作品のキモとはいえ、カスのインターネット描写があまりにもカスすぎて、これ読まなきゃ駄目か…!!??てなって途中からちょっと疲れて飽きてたのもある。
だから毎日本当にチマチマチマチマ遊んでいた。
(最終盤に至るまでは)どんどん続きが読みたくなるタイプのゲームではなかったと思う。

最終話で急に延びるプレイ時間
その代わり、難しい謎解きや操作が要らなかったりするのは個人的にはかなり良いと思いました。
私はゲームが下手すぎてストーリーが気になるのに途中で詰んでしまった作品がたくさんあるので…。
失敗してもペナルティが無いのでわざと間違えてみたりしてセンター長のリアクションを見たりしていた。

それと絵と演出がめちゃくちゃ良かった!
喜びや楽しみがなかったと書いたけど、絵とアニメとドラマのようにエンディングのかかる演出には毎回ワクワクしてました。
主題歌の奇々解体がめちゃくちゃ良い(買った)
フォロワーが「昔の土9ドラマっぽさがある」と言っていて「ある~!」と思いました。
ていうかあざみーがうっかり壊しちゃった呪いの椅子を弁償する代わりに都市伝説解体センターで働くことになったくだり、ゴーストハントで麻衣が高価な機材を壊したうえにリンさんに怪我させたせいでSPRで働くことになった流れの強引なやつ版だな…??🤔
そういえばホスト部も高価な壺を壊しちゃったけど貧乏で弁償することも出来ないから借金のかたにホスト部員になったんだっけ 少女漫画の王道なのか…?
都市伝説解体センターのコミカライズがりぼんに連載されているのもそこまでおかしな話じゃないですね(?)
センター長とあざみーがネウロと弥子みたいという感想もなるほどみがあった。
クリアしてから改めて二周目(家族がプレイしてるのを横で見てた)をやると、至るところに露骨なまでの伏線が張り巡らされているのでそこはすごくきちんと計算されてるシナリオだなあと思いました。ミステリー的にフェアというか。
というわけで以下大オチに関するネタバレがあります。

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並べて語られていたのが殊能将之の『ハサミ男』だったので、「つまり、センター長はあざみーの脳内にしか存在しない人格なんだな……!?」と最初に予想してしまったのでした。
そうなってくるとセンター長には怪しさしかないし、そんな怪しいセンター長を脳内に住まわせているあざみーのことも警戒しながら読んでしまった。
あんなタイミングで美桜に手紙を渡したり、木村さんに意味深に特別扱いされたり、ドッペルゲンガーを見たり、そもそも大抵の都市伝説が人間の仕業でしたっていう話においてメガネで霊視って何!!??てなって、もう何もかもが怪しい…!!
(実際はあざみーは何も知らない無垢な人格だったのでまあちょっとは良かったんですけど)
上野天誅事件が出てきた時は「これが今作のDL6号事件か…」と思いながら読んでいた(逆転裁判)
でも最後のあざみーの解体は演出とか熱くて本当に良かった。
自分で生み出した無垢な人格にラスボスの目論見が看破されるのってめちゃくちゃ熱い。

激アツすぎるあざみさんの解体
しかしまあセンター長にとってあざみさんはあくまでも「理解者」だという…。
要するにジョジョの奇妙な冒険5部のディアボロとドッピオなんだよな。一人で電話してるのとかかなりそれっぽい。
他には◯。◯◯・◯◯◯(映画も有名な某SF小説)の主人公みたいとも言われていて「あー…」てなった。
大オチ自体は多分そこまで珍しいものではないんだけど、魅力的なキャラクター達に入れ込んでいた人は受けるショックも大きかったと思う。
梯子を外された感じというか。
私もあざジャスには素直に萌えていたのであざみーが作られた人格だったことにはちょっとショックを受けてしまった。
そしてそれ以上に如月歩って………ヘキの女かもしれん……!!!!!!!!て気づいてから激烈に萌え始めた。
如月歩で金田一少年の犯人たちの事件簿パロ(やることが多い)が見たいすぎる。
いやあの目がさぁ…!!!表情がたまらないよね、歩。
色数抑えたドットのグラフィックも多重人格トリックに一役買っててシンプルに上手いと思った。
ギフテッドのネガティブな部分が描かれているのも良かったと思います。
ヘキのひとつに「フォニイの似合う女」があるんですけど、YouTube探してみたら手描き動画があったので拝んだ。
他にもファンアートが見たいすぎてポイピクとかのクッキー予測の上位が如月歩になってしまった。

エンディング後のあざジャスってどう足掻いても苦しくないですか?????
如月族は一般的な多重人格(解離性同一性障害)とはちょっと違うと思うけど、「治療」するとしたら如月歩の生み出した人格はすべて統合させるのが「正しい」わけで、それだとあざみーの人格が消えちゃうってことだから、あざジャス的にはどう足掻いてもなんらかの形でジャスミン(おそらくかなり「正しい」心を持つ人)が苦しむ未来しか見えなくてしんどいんだけど、それはそれとしてジャス歩もええな………と思っている。
でも最後の外国ってあれジャスミンはプライベートで行ってない?
如月歩の事件に関してはクローゼット行きになっちゃったわけだし、個人的な気持ちで…あざみを……如月歩を追いかけて………!!!!!??クゥ~~~~ッッッ!!!!!萌えますねえ…!
続編とか……あるんでしょうかね…??
無いからこそラストが美しいストーリーだったと個人的には思うんですが…。
ていうかこれだけ魅力的なキャラクターや関係性や世界観を作っておいてあのラストになるのすごすぎるんだよな…普通こんなのシリーズ化したくなるじゃん。
最後の大オチが明かされた時のプレイヤーの叫びがすすりたくて実況配信動画のリアクションをいくつか漁ってたんだけど(怪異?)、主題歌が「黒幕バチギレソング」とか言われてて、良かった。
都市伝説とカスのインターネットの扱い方がすごい嫌で上手かったなあ。
人間は…愚か……!!!!
途中は死ぬほどダルかったけど、ラストまでやって読み返すとなかなか良くて、総合的には好きなゲームという感想になりました。
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