『営繕かるかや怪異譚 その弐』 小野不由美(おの ふゆみ)|KADOKAWA
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芙蓉忌
ジメジメしててあんまり面白くなかった。
昔の女の人に魅入られた兄弟の話。女将さん英断。
関守
通りゃんせの歌におぼえる微妙な怖さがぞわぞわ伝わってくるし、思い出される記憶に登場する鬼(仮)が怖い!と思わせておいてからのさ、猿田彦大明神~!!
もしも元来た道を通って帰っていなければ…と考えるとまたぞわぞわ。
でも昔の話に出てきた犬が殺されたりせず木の上で無事だったのよかった。
まつとし聞かば
「たち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む」
中納言行平(16番) 『古今集』離別・365
タイトルの意味がわからなかったので今ぐぐった。なるほどそのままだ!
大事に飼っていた猫が死んでしまって悲しい……悲しい…新しく来た仔猫も死んでしまって悲しい……悲しすぎる……それどころかずっと前に飼い主を待ち続けていた犬やら鳥やらが沢山死んでいたことが判明してメチャクチャ悲しい………。
子供の死んだ母親とかはまあ別にどうでもいいです…。でも子供に「死」を伝えるの難しいよね…大抵の場合、子供よりも知恵や経験のまさる大人にとってのほうが死は重すぎるよなあ……。
魂やどりて
もう初っ端からすごい感じ悪い人の話なんだけど(どうぐ屋さんの大事な箪笥の引き出しを踏み台にするなど)音や声がうるさくて眠れないのは神経削れるよね~~~!!
すごい着物を切り刻んでリフォームして足ふきマットとして使っていたせいで…というオチなんだけど、使っているものすべての来歴とか自分も知っているわけではないのでなんかモヤモヤしてしまった…いや、道具は大事に使おうというのは基本として。
隣ご近所の人たちが良い人たちでよかったよかった。
水の声
ひどい。マジでひどい。これが人間のすることか!!??ってかんじ。
実家にいる時だけする水の匂い、川で死んだ幼馴染、そして隣の家のクソ夫婦。
殺したかして死んだ自分ちの子供の遺体をトランクに詰めて隣の家の床下に埋める!!!鬼畜!外道!!!解決してよかった!!!
幼馴染の子は気づいてほしかったんだろうな…。
まさくに
怖かったーーーーー!!!私は押入れを寝床にしていたことが一瞬あった子供だったのでめ、メチャクチャメチャクチャ怖かった……!
お腹とか削れて血みどろ?で物言いたげに現れる幽霊的な何か。描写が怖すぎ。やめろ!!
でもこの話、関守と同じくらい好きなオチ。
大黒柱がシロアリにやられてボロボロだったので現れたものもやられた部分がボロボロで……というの…すっごい面白かった!
オチも爽やかだったし、正邦さん良いやつ!
前作からなんだけど基本的にどのお話も尾端さんが登場するまでひたすら不気味だったり怖かったりわけがわからなくて怖い。
その分、尾端さんが登場するとキ、キターッ!!!となる。
そのカタルシスが良いのかも。
ホラー、基本的に苦手なんですよ!!!!でも面白かった。
その参もいつか出てほしいな。
もっと尾端さん出てこないかなあ。出てきたらまあお話解決するわけだから最後にちょっと出て来るのが一番なんだろうけど。
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